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1番ゲージ

1番ゲージの規格

1番ゲージは、軌間45mm、縮尺1/32(9.5mmスケール、アメリカ・ヨーロッパ諸国)もしくは1/30.5(10mmスケール、イギリス)の規格呼称で、No.1ゲージ、Iゲージと表記されることもあります。また縮尺1/29の製品も1番ゲージに含めて扱われることもあります。かつては現在と異なる軌間規格も存在していたそうです。1909年の雑誌では1 3/4または44.75mmが標準として掲載されています。また、1920年代のアメリカでは44.45mm軌間が標準でした。19世紀末〜20世紀初頭に軌間はレール中心間の距離で1 7/8または48mm、レール幅は1/8以下なんて規格も存在したそうです。動力は電気モーターが主流ですが、蒸気機関を使用する物(ライブスチーム)もあります。


1番ゲージの歴史

1番ゲージは、20世紀の初めに誕生した歴史ある規格で、1901年にイギリス人のバセット・ロークが最初の製品を発売しました。その後、鉄道模型は他の鉄道玩具とは一線を画して一定の規格に沿って作られるものになりました。当時は今とは違い、動力の小型化が困難だったので、大きな1番ゲージでも人気がありましたが、動力の小型化が進み、1番ゲージよりも小さなOゲージやHOゲージに人気を奪われてゆきました。しかし、他の規格よりも大きい為、Oゲージ等よりも重量感を感じる事ができますし、細かな所まで表現出来るという長所がある為、熱心な愛好家の間で細々と作られ続けていました。その後、1975年にアスターホビー(神奈川県横浜市に本社を置くライブスチームの企業)が参入した事により、徐々に復活の機運が高まってゆきました。近年では、Gゲージ(1番ゲージと縮尺は違うのですが、同じ軌間のレールを共有できます)が盛んになっていることもあり、再び人気が上がってきています。